子宮内フローラ検査とERA検査を受けた結果とその後
体外受精にてグレード3AA、4AAの凍結胚を移植してもうまくいかなかったので
医師の勧めで子宮内フローラ検査とERA検査を受けました。
子宮内フローラ(細菌)検査とERA検査(子宮内膜着床能検査)を同時に受けてきましたので
どんな感じだったかと結果をまとめます。
子宮内フローラ検査(EMMA検査)とは
腸内の乳酸菌のように、子宮内にも子宮環境を良くしてくれる菌とそうではない菌がいるため、その菌たちの割合を調べるための検査です。
Varinos社やIgenomix社が検査機関として挙げられています。
子宮内フローラ検査 - Varinos 株式会社 | 臨床検査受託解析
子宮内フローラのEMMA検査 | 医療関係者様向け検査案内 | アイジェノミクス・ジャパン
子宮内の環境が悪いと着床に影響がある可能性があるとのことです。
ERA検査とは
子宮がの胚を受け入れられるタイミングというのはひとによって違うそうです。
そのタイミングが一般的なタイミングよりも遅いのかはやいのか、一般的なタイミングと同じなのかを調べる検査です。
主な検査機関としてIgenomix社が挙げられています。
ERA検査 | 患者様向け検査案内 | アイジェノミクス・ジャパン
検査の進め方
私が通っていた病院ではVarinos社とIgenomix社の子宮内フローラ検査を取り扱っていました。
Igenomix社の場合、子宮内フローラ検査とERA検査を同時に受けられて少しお安かった(165,000円+薬代)ためので同時に受けました。
ERA検査が含まれている場合、移植周期と同じようにエストラーナテープを貼ったりして検査に備えます。
そして移植と同じように日程を調整して検査日を決めていきます。
検査時は子宮内膜を検体として提出するために採取するため、私は結構痛みを感じました。
後述しますが、子宮内フローラ検査のみ2回目も受けましたが、子宮内フローラ検査も同じような痛みを感じました。
2度目の子宮内フローラはVarinos社で検査しました。
月経痛に近い感覚です。
子宮内フローラ検査のみであれば、投薬等ありませんでした。
月経周期の中で検査可能なときに検査をするという感じです。
検査結果
ERA検査の結果は正常範囲内でした。
子宮内フローラの結果はというと、検査結果には以下のような文章が書かれていました。
「子宮内膜検体中から検出された最近は極めて少量であり、問題となる量ではありません。ラクトバチルス菌膣剤によるプロバイオティクス治療が推奨されます。再検査は必要ありません。」
要するにほぼ無菌という結果でした。
ラクトバチルス菌(良い菌)も悪い菌もほぼいないということです。
実は検査を受けるよりもずっと前から、ラクトバチルス菌に良いとされている「ラクトフェリン」というサプリを飲んでいました。
もともと飲んでいたのは太陽堂製薬のラクトフェリンです。
1日2粒飲むことで約310mgのラクトフェリンが摂取できます。
私は毎日2粒を摂取していたのにほぼ無菌という結果…。
医師からは「もともとラクトフェリンを飲んでいたようですが、子宮内フローラ検査の会社であるVarinos社は1日に300mgから700mgの摂取を推奨しているので、量を増やして、ラクトバチルス菌のサプリも摂取して再検査してみますか?」といわれました。
無菌よりは良い菌がいた方がいいのだろうと思い、ラクトバチルス菌のサプリは病院より紹介のあった大鵬薬品のフェミラクトを購入しました。
子宮内環境が変わるまで3ヵ月ほどかかるといわれたため、ラクトフェリンもVarinos社のものに切り替えて1日700mg摂取を開始しました。
その矢先、仕事で無理をしたせいで胃潰瘍になったため抗生物質を飲む羽目になり、体内の細菌を滅することに…。
当然3か月のラクトバチルス、ラクトフェリン接種も振り出しに…。
そしてやっと子宮内フローラの再検査した結果
「ラクトバチルス率:判定不能(検体中の細菌量が少ないなどの原因が考えられます)」
という文章が記載されていました。
検体量が少ないということはないとのことだったので、ラクトバチルス菌が住み着きにくい環境なのだろうと思いました。
医師、看護師とさらに検査を受けるかどうか相談し、私が出した結論は…
「良い菌も悪い菌もいないならもうそれでいいではないか!もう再検査する時間がもったいない!!!」
どうやら、ラクトバチルス菌には様々な型がいるらしく、どの型が自分の体内に住み着いてくれるかはわからないのだそう。
ラクトバチルスだとかラムノーサスだとかロイデリだとかいろいろな名前の菌がいるようです。
看護師さんがいろいろと情報を集めてくれていて、いくつかラクトバチルス菌が入っているサプリを教えていただきました。
○ラクトレディース
ラクトレディースにはなぜかラクトフェリン100mgも含まれていますが、どうせなら300mg以上含んでほしいなと思いました。
○CELEBLISSTAのデリケトール(Amazonでは在庫なし入荷未定となっていました)
○デリテクト
近くにDHCの店舗があったので、DHCのデリテクトを飲み始めました。
併せてVarinos社ラクトフェリンは7粒ではなく3粒に量を減らしています。
二度目の子宮内フローラで無菌結果から1か月後の移植でまさかの…
DHCのデリテクトとVarinos社のラクトフェリン3粒を飲み始めて1ヵ月
凍結胚移植をしましたところ、まさかの妊娠しました。
DHCのサプリを飲み始めて1ヵ月しか経っていないので、ラクトバチルス菌は定着していないと思われます。
恐らく無菌状態での妊娠です。
悪い菌が多かった場合、子宮内環境をよくするためにもいろいろと手を尽くしたほうがいいと思います。
でも、無菌だった場合、そこまで気にすることでもないのだということがわかりました。
ちなみに妊娠中に体内環境が変わってしまうのを避けるために、住み着いているかもわからないラクトバチルス菌のために、デリテクトとラクトフェリンは継続しています。