映画版CATS不評により1998年に映像化されたCATSが再評価されている!!
ミュージカルの中でもかなり有名どころである『CATS』
2020年1月24日に全国ロードショー。
予告編が公開されるや否や、キャストたちのリアル猫感に対し「怖すぎる」と、ソニックの映画まではいきませんが、映像に対してあまり良くない評価が出回っていました。
映画ドリームガールズでも助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンさんが、名曲「Memory」を歌ったものが予告で流れていますね。
ドリームガールズの「And I am Telling You」では圧巻の歌唱力で評価されていましたが、それでもなお、1998年版CATSの「Memory」には敵わないだろうといわれています。
1998年版はテレビ放送向けに作成されたため、もともとのCATSの舞台の時間が2時間40分なのに対して、2時間弱にカットをして、ステージで撮影したものを編集しています。
キャストは1998年までの間にかかわったキャストから選ばれていますので、1998年時点での最高キャストが揃っているというわけです。
ロンドンやアメリカ、オーストラリアなど様々な地域で公演している舞台なだけに、キャスト選考は大変だっただろうなぁ。
1998年版、どんだけ素晴らしいんだよ!と気になりますよね。
公式YouTubeチャンネルに多数1998年版CATSの動画がアップされています。
Memory (Reprise) | Cats the Musical
1998年版CATSのGrizabellaは歌声ももちろん素晴らしいのですが、メイク、表情、動き、すべてが鳥肌ものです。
後ろの猫ちゃんたちの表情、動きなどの演技すべてが完璧ですよね。
舞台の箱として、ひとつのものとして完成しています。
動画のコメント欄は、映画の予告編が公開された約1か月ほど前から
「やっぱりこっち!」
「耳と心を清めにきた」
など、映画版よりも1998年版を称賛する声がたくさん投稿されています。
CATSのストーリーは、超簡単にいえば、「ある夜にもう一度新たな人生を始める猫を決めるために猫たちが自薦他薦する猫ちゃん紹介ミュージカル」です。
ストーリーはあってないようなものなので、肝心な曲以外はカットできてしまうのが映画化の怖いところですよね。
個人的にはRum Tum TuggerやMungojerrieとRumpelteazer、Mr. Mistoffeleesが推しです。
1998年版のRum Tum Tuggerは、ほかのどのRum Tum TuggerよりもRum Tum Tugger。
自由気ままに生きる猫ちゃんです。
The Rum Tum Tugger | Cats the Musical
オリジナルキャストよりも洗練されたRum Tum Tugger。
そして、ハイレベルなダンスが見どころのMr. Mistoffelees
歌はRum Tum Tuggerなのがまた良し。
とっても賢い猫ちゃんです。
Mr Mistoffelees Part 1 | Cats the Musical
Rum Tum Tuggerの歌の時にMr. Mistoffeleesが「こいつはひどい奴だぜ…」と歌っているのに対して、Rum Tum TuggerはMr. Mistoffeleesに対して「こいつは最高だぜ!」と歌っているのがまた面白い。
MungojerrieとRumpelteazerは、コソ泥カップル猫ちゃんたちです。
Rumpelteazerがかわいすぎ。
Mungojerrie and Rumpelteazer | Cats the Musical
猫ちゃんを飼ったことはありませんが、猫ちゃんを飼っているとモノがなくなったりすることはあるあるなのでしょうか?
飼い主あるあるを猫ちゃん目線で歌っていてとってもかわいい曲です。
映画版では少しストーリーが追加されてしまっていますね...。
個人的に、最近の実写化や再収録版映画商法でがっかりすることが多いので、余計なことをしないでほしかった。(私の中では実写版アラジンが最たるもの)
1998年版CATSはほぼ完ぺきなCATSだと個人的には思っています。