察しが良すぎてストレスがたまるHSPへ送る対処法

HSP(Highly Sensitive Person:ひといちばい繊細な人)の私は

「一緒にいると楽」

といわれると時々違和感を覚えます。

  

HSPの人には共感してもらえるかもしれませんし

非HSPの人には「ふーんそうなんだ」と感じるだけかもしれません

 

なぜ違和感を覚えるのか等まとめてみました。

 

 

 

 

HSPは察しが良いのが悪さする

「一緒にいて楽」といわれて違和感を覚える理由は

 

相手が楽さを感じるのはHSPであるわれわれの察しの良さの賜物だからです。

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HSPには、様々な刺激を敏感に察知してしまう特性があります。

 

例えば、一緒にいる相手が「こうしてほしいな」「こうなったらいいな」と潜在的・顕在的に思っていることを察知して、対処してしまうのがHSPの人々なのです。

 

すなわち、相手が不快に感じることをHSPが未然に防いでいる部分があるということです。

不快に感じることではなく、うれしく感じることを察知して導いているということもあります。

 

HSPは一緒にいる人を“良好状態”にしてしまうのです。

 

一緒にいる人を良好状態にするために対処することで、自分が不快になることがあります。

しかし、自分が不快に感じていることを表に出してしまっては意味がないため、不快を押し殺す。

 

ということは、HSPが一緒にいる相手を不快にさせないためにやっていることは

・一緒にいる人を良好状態にする

→自分が不快になる

→不快を押し殺しストレスがたまる

よくない!

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一緒にいる人が気づかないうちに私たちHSPの中ではこんなことが起きているのです。

 

このストレスを代償として生まれた「一緒にいて楽」という状況を、軽々しく言われたときに、違和感を覚えてしまうのです。

 

 

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この努力あってこその‟楽さ”なんだぞ――――!!!!

 

対処法は「見て見ぬふり」

HSPは意識しないでいると問題に気付いて対処してしまうので

たとえ相手の願いや不快を察知しても対処しないようにすることが

この対人ストレスを少しでも軽くするための対処法です。

 

 

察知した物事に対して「対処するかしないかを決める」という手順を加えるだけでいいのです。

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すべて対処するとパンクしてしまいます。

 

一歩引いて考えることがストレスを減らす近道です。

 

また、長年一緒にいる相手であれば、そんなに問題に対処しなくてもいいんだということにも気づいてきました。

 

 恋愛や友達付き合い、職場での人間関係にとてつもない労力を使ってしまうHSPは、見て見ぬふりをすることに馴れたほうがいいのです。

(見て見ぬふりをすることもストレスにはなるのですが…)

 

 

おわりに

人間関係に疲れてしまうのはHSPであっても非HSPであっても起こりうることです。

 

板挟みになっていて疲れる

面倒をかけてくる人に疲れる

自分の不甲斐なさに疲れる

 

いろいろあると思います。

 

ですが、一歩引いてみる気づいていても気づいていないことにすることで

少し肩の力が抜けていくはずです。

 

ストレス社会に負けないように・・・。