右脳派や左脳派など利き脳はないそうだ。けど診断やっちゃう。

右脳左脳診断をやってみました。

 

右脳派・左脳派診断

あなたは右脳派? 左脳派? テストしてみましょう!

 

結果は

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少し右脳が優位のようです。

うーん、50:50になりたい!!!

 

HSPの研究をされたエレイン・N・アーロン氏の著書には

HSPは右脳が活性化されている

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)

という記述がありました。

 

というのも、ハーバード大学のジェローム・ケーガン氏の

幼児を対象にした敏感さの研究において

「臆病」な赤ん坊は右側のおでこの方が冷たい

つまり、右脳を使用するために表面ではなく中に血液が流入していた 

ということから、HSPは右脳が活性化されているということなのだそうだ。

 

しかし、近年調査器具の発展もあり

 右脳派、左脳派という概念が否定されつつあるようですね。

 

調べてみたところ、ロジャー・スペリー氏の

右脳(画像系)と左脳(言語系)は機能が違い

つないでいる脳梁がないとうまく機能しにくい的な話が転じて

右脳派は芸術的!左脳派は論理的!という解釈になったようですね。

スペリーの実験以前には、いくつかの研究結果から大脳の大部分は分化しておらず、代替可能と考えられていた(例:ラシュレーの等能説量作用説)。彼は初期の実験でこれが誤りであること、すなわち発達期を過ぎると脳の神経回路がほぼ固定化することを示した。

ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球がそれぞれ独立した意識を持っていることを実証した。この研究は、左右の大脳半球の機能分化の理解に大きく寄与した。しかし、スペリーが明らかにした事実は、歪曲されたり拡大解釈されたりして世間に流布した。

ロジャー・スペリー - Wikipedia

右脳も左脳もおんなじくらい使われているようですが

ジェローム・ケーガン氏のように右脳と左脳の血流量に差があった

という研究報告は、しらべてみたらいくつか見つかったので

その時に何をしているかによって違いがあることは否定できないのかもしれませんね。

(音楽を聴かせたら右脳のほうが優位に血流量が多い研究がありました)

脳に関して、まだまだ分からないことがたくさんですね!

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右脳派左脳派があったら

ものすごい画家は全然お話ができなかったり

ものすごい作家は全く絵が描けなかったり

ってことになっちゃいますもんね 笑

 

右脳左脳診断テストは、心理テストのような感覚で

かるーい気持ちで受け止めたらいいってことですね!

 

50:50じゃなくてがっかりした時間をかえせー!!!

 

きっと大事なのは、右脳か左脳かではなく

いかに脳みそを使うかなのかな?

「人間は考える葦である」というパスカル氏の言葉もありますが

生物としては弱弱しいので

考えることがめっちゃ大事ってことですよね!

 

うーん心理学、脳科学難しい・・・